『人間交差点(ヒューマン・スクランブル) 万引き 15巻より』

斎木院長の独り言

さて前回は『あけましておめでとう… ようこそ2018年、よろしく2018年… 』についてお届けし、お送りしました。

今回は『 人間交差点(ヒューマン・スクランブル) 万引き 15巻より 』についてお話したいと思っています。

みなさんはご存知でしょうか? 人間交差点(ヒューマンスクランブル)という矢島正雄 作、作画 弘兼憲史を…
今は 課長 島耕作 や 黄昏流星群 など 有名な漫画も書いておられます。その中でこの間考えさせられる漫画があったので、紹介します…

ある中年の真面目に25年間仕事をしてきた男性が家庭が崩壊し(コミュニケーションが不足しているのもあるでしょうが)ました。 出勤途中の電車の中で知らない女性の胸を揉んでしまう  そして痴漢行為で警察にいく。そこから始まりました。 迎えに来た奥さんに「何をしに来た?」  「人生なんてつまらない」 と  ぼそっと呟きます。
そんな風に自分の人生を思ったことはなかったようでしたが、今回つぶやいた矛盾にすごく腹を立てていたようです。そこでホームレスと会い、話をします。 ホームレスが言います。

「みなさんご立派と思うんですが、反面大変だなあ と思うんです。やはり取り繕って生きないといけませんから…
私らは何も求めていないから自由なんです。国とか社会とかも信じていませんから裏切られることもありません」
自分の親友もまた出世レースに乗り頑張ってきたのにレースに負け、出向を打診されていました。そこで公平なジャッジを受けれるという前提でそれを信じていたのでレースに負けてしまったのでした。そこで彼は万引きをして若い20代の女性のガードマンに咎められ、罵倒され誓約書を読まされ、内密にしておいてあげるからと言われたようです。

友人の彼は2週間後に自殺します。

この物語。非常に深いし、今の現代の人間をうまく表していると思いました。

上手く生き抜くことが、もし真面目に生きることなのか? という疑問がわきます。逆に言えばまじめに生きることが大変むつかしい世の中であるということも言えます。真面目に生きてきたことに対して 「つまらない」 と思わせるような今の世の中なんですね。

勘違いしないで欲しいのですが、私は痴漢行為や万引きを肯定しているわけではありません。
問題なのは、真面目に生きにくくなっているこの世の中で真面目に生きてきた人間が真面目でなかったうまくいき抜いた人間に負けて 「つまらない」 人生だと思わせるような世の中であります。

私はこう思います。

どっぷりと今の世の中に使ってしまわずに、自分らしく生き抜くようにわがままな生き方も少しやっておくことが大切なんじゃないかな? と思うのです。皆さんもこの世の中よく考えてみてください。わずかでいいので道草をしましょう…

追伸  私どもの長年働いてくれたスタッフが数名抜けることになります。事務の一人は産休、もう一人はご家族の転勤で関東に行かれます。お一人は帰ってこられる予定ですが、少し寂しくなりますね

平成30年2月2日
さいきじんクリニック. 齋木豊徳

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